クレジットカードを停止したにもかかわらず、不正利用が続くケースが報告されています。この新たな手口に対する不安が利用者の間で募っています。この記事では、大阪府在住のAさんの事例を基に、不正利用の実態と対策について詳しく解説します。
Aさんの体験:クレジットカード停止後も続く不正利用
Aさん(30代)は、普段あまり使用しないクレジットカードで身に覚えのない利用履歴が確認されました。4月に突然届いたクレジットカードの利用通知メールから始まり、その後も次々と不正利用が発覚しました。
Aさんはすぐにカード会社へ連絡し、カードの利用停止手続きを行いました。しかし、停止後も不正利用は続き、毎日1万円ずつ使われている状況が続きました。5月1日にカードを停止したにもかかわらず、5月3日から10日まで毎日1万円が使われ、さらに6月1日から10日まで再び毎日1万円が使われたのです。
スマホのタッチ決済機能が悪用された?
カード会社からの回答によると、スマホのタッチ決済機能が悪用されている可能性があるとのことです。一部のスマートフォンでは、クレジットカード情報をスマホに登録し、カードを持ち歩かなくてもスマホを店の端末にかざすだけで支払いが可能です。この機能が不正に利用されていると考えられます。
Bさんの体験:被害総額60~70万円
埼玉県在住のBさん(20代)も同様の被害に遭いました。去年8月から毎日9800円ずつ使われる不正利用が始まり、カードの利用停止手続きを行いましたが、被害は続きました。最終的に被害総額は60~70万円に達しました。
専門家の見解と対策
ITジャーナリストの三上洋氏は、「今までに聞いたことのない不正利用の手口だ」と驚きを示しています。犯罪グループは新たな手口を常に研究しており、今回のケースもその一例です。
三上氏は、被害に遭わないための対策として以下を提案しています:
- 毎月の利用明細を必ずチェック:少額なものでも不正利用の可能性があるため、身に覚えのない請求があった場合はすぐにクレジットカード会社に連絡すること。
- セキュリティ設定の強化:スマホのタッチ決済機能を利用する場合は、二段階認証や指紋認証などのセキュリティ設定を強化すること。
まとめ
クレジットカードの不正利用が止まらない新たな手口が発覚し、多くの利用者が不安を感じています。今回紹介したAさんやBさんの事例を参考に、カードの利用明細を定期的にチェックし、身に覚えのない請求があれば迅速に対応することが重要です。また、スマホのタッチ決済機能を利用する際は、セキュリティ設定を強化し、不正利用のリスクを最小限に抑えるよう心掛けましょう。
この新たな手口に対する不安や疑問がある方は、ぜひコメントで教えてください。あなたの意見や経験が、他の読者の助けになるかもしれません。