東京株式市場での株価暴落は、新たな少額投資非課税制度(NISA)を利用して投資を始めた初心者に大きな衝撃を与えています。特に、1月からNISAに参入した多くの投資家たちが動揺しています。
株価急落の影響
2日の取引では、日経平均株価の下げ幅が1987年のブラックマンデー以来の大きさを記録。これにより、証券会社のコールセンターには問い合わせが殺到し、「運用内容を変えるべきか」といった相談が相次ぎました。新たなNISA口座の開設は急増しており、証券大手10社では6月末時点で計1520万口座、前年同時期と比べて3割増加しています。しかし、株価の急落で多くの投資初心者が不安を抱えています。
投資プロのアドバイス
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、こうした状況に対して冷静な対応を呼びかけています。「長期、積み立て」を訴え、相場悪化局面を乗り越える覚悟が必要であると指摘。老後資金のためにNISAを利用している人々に対しては、日々の相場に気を取られず、数十年先の日経平均が現在よりも高いと考えて運用を続けるよう助言しています。
まとめ
株価の急落はNISA初心者にとって試練の時ですが、長期的な視点を持ち、冷静な対応を心がけることが重要です。相場の変動に一喜一憂せず、計画的な資産形成を続けることで、将来的な利益を目指しましょう。