2026年7月31日の日本株市場で、キオクシアホールディングス〈285A〉の株価がストップ高となりました。
終値は46,500円で、前日比7,000円高、上昇率は17.72%です。朝から買い注文が優勢となり、大引けでストップ高比例配分となりました。出来高は約117万9,600株でした。
キオクシアとは
キオクシアは、データ保存に使われるNAND型フラッシュメモリーを製造する企業です。
スマートフォン、パソコン、データセンター、AIサーバーなどに使われる半導体メモリーを供給しています。
株価上昇の背景
7月30日の米国市場では、フィラデルフィア半導体株指数が約8%上昇しました。メモリー関連株ではサンディスク、マイクロン、SKハイニックスなどが大幅高となり、日本市場でも半導体株への買い戻しが広がりました。
キオクシア株は6月の高値から大きく調整していたため、米半導体株高をきっかけにリバウンドを狙う買いが集中したとみられます。
なお、第1四半期決算は7月31日の取引終了後に発表されたため、日中の上昇は主として米国市場の反発と決算への期待によるものと考えられます。
決算では大幅な利益増加
取引終了後に発表された第1四半期決算では、売上高と利益が前年同期から大幅に増加しました。
会社は上期について大幅増益を見込む一方、自社株買いや株式分割も発表しました。
ただし、決算発表後の夜間取引では株価が下落する場面もありました。日中の期待が大きかったため、決算内容を受けて利益確定売りが出た可能性があります。これは市場の値動きから考えられる推測です。
今後の注目点
今後は、NAND価格の上昇が継続するかが重要です。
AIデータセンター向けの需要、メモリーの出荷数量、平均販売価格、工場稼働率、設備投資を確認する必要があります。
株式分割によって最低投資金額が下がれば、個人投資家の売買が増える可能性もあります。
注意したいリスク
半導体メモリーは需給による価格変動が大きい製品です。
需要を上回る生産が行われれば、メモリー価格が急落し、利益が大きく減少する可能性があります。
また、ストップ高でも売買成立数量が少なく、買い注文が翌営業日に持ち越された場合、値動きが不安定になることがあります。
まとめ
キオクシア株は、米国の半導体・メモリー株高と決算期待を背景に、46,500円のストップ高となりました。
決算も大幅増益となりましたが、株価は事前の期待を大きく織り込んでいた可能性があります。
今後はNAND価格、AI向け需要、利益率、自社株買いの進捗を確認したいところです。