2026年8月5日の日本株市場で、東京インキ〈4635〉がストップ高となりました。
終値は1,673円で、前日比300円高、上昇率は21.85%です。出来高は8万300株でした。
株価上昇の理由は、業績予想の上方修正、増配、自社株買いの同時発表です。
営業利益予想を27億円へ上方修正
会社は2027年3月期の売上高予想を489億円から543億円、営業利益予想を18億円から27億円へ引き上げました。修正後の営業利益は前期比21.7%増となる見通しです。
機能性インキやコート剤、メディカルパッケージ向け製品、モビリティ用途向け製品などが堅調に推移していると説明されています。
年間配当を95円へ増額
中間配当は従来予想から20円増額の50円、期末配当は10円増額の45円となり、年間配当予想は95円へ引き上げられました。
さらに、80万株、12億円を上限とする自社株買いも発表されました。80万株は自己株式を除く発行済み株式数の6.4%に相当します。
今後の注目点
今後は、高付加価値製品の販売比率、原材料価格、製品値上げの浸透、自社株買いの実施状況が注目点です。
印刷インキ市場は紙媒体の減少という構造的な課題があります。成長分野である機能性材料や包装用途が、既存事業の縮小を補えるかが重要です。
注意したいリスク
今回の好材料が株価に急速に織り込まれた場合、ストップ高後に利益確定売りが増える可能性があります。
また、原油や化学原料価格が上昇し、販売価格への転嫁が遅れれば、利益率が低下する可能性があります。
まとめ
東京インキ株は、営業利益予想の上方修正、年間配当95円への増額、発行済み株式数の6.4%に相当する自社株買いを受け、ストップ高となりました。
今後は株主還元だけでなく、高付加価値製品による本業の利益成長が続くかを確認したいところです。