静かに流れる日常から

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日東紡績株が18%安|上方修正でも売られた理由を分析

2026年8月6日の日本株市場で、日東紡績〈3110〉が大幅に下落しました。

終値は2,918円で、前日比637円安、下落率は17.92%です。始値3,150円、高値3,150円、安値2,873円、出来高は2,126万7,600株でした。

通期経常利益を300億円へ上方修正

日東紡績は2027年3月期の通期経常利益予想を、従来の260億円から300億円へ引き上げました。

前期比では39.2%増となり、過去最高益予想をさらに上乗せする内容です。第1四半期の経常利益は84億円でした。

好材料でも株価が下落

業績予想は上方修正されましたが、株価は急落しました。

市場では、上方修正幅が事前の高い期待や市場予想に届かなかったこと、直前まで株価が上昇していたことから、材料出尽くしの売りが出たとみられています。

つまり、決算内容そのものが悪いというより、株価に織り込まれていた期待が大きすぎた可能性があります。

今後の注目点

日東紡績は、AIサーバーや半導体向けに使われる高性能ガラスクロスで注目される企業です。

今後はスペシャルガラスの販売数量、製品単価、工場稼働率、増産投資の進捗が重要です。

上方修正後の経常利益300億円をさらに上回れるかも注目されますが、現時点で再上方修正が決まっているわけではありません。

注意したいリスク

AI関連材料への期待が高い銘柄では、好決算でも市場予想を下回ると株価が下落することがあります。

設備投資を増やした後に需要が減速すれば、減価償却費や固定費が利益を圧迫する可能性があります。

急落後に反発しても、業績評価が完全に回復したとは限りません。

まとめ

日東紡績株は、通期経常利益を300億円へ上方修正したにもかかわらず、市場の高い期待に届かなかったとの見方から18%近く下落しました。

今後は決算の前年同期比だけでなく、市場予想、受注、設備投資、株価への織り込みを合わせて見る必要があります。