2026年8月7日の日本株市場で、アキレス〈5142〉が大幅に上昇しました。
終値は1,689円で、前日比295円高、上昇率は21.16%です。一時1,694円のストップ高まで上昇し、出来高は36万1,300株となりました。
第1四半期営業利益は164%増
2027年3月期第1四半期は、売上高214億円で前年同期比16.2%増、営業利益12億円で同164.0%増、最終利益10億円で同314.5%増となりました。
売上高が16%伸びたのに対して利益が大幅に増えているため、販売数量だけでなく製品構成や採算も改善したと考えられます。
フイルム・工業資材が好調
業績を牽引したのはフイルムや工業資材などを扱う事業です。一方、シューズ事業は減収が続いています。
アキレスというと靴のイメージがありますが、現在は半導体や電子部品関連で使用される機能性材料、フィルム、断熱材なども重要な事業になっています。
配当増額も好材料
市場では、第1四半期の大幅増益に加えて、期末配当予想の増額も買い材料として意識されました。8月7日の値上がり率ランキングでは、営業利益約2.6倍と配当増額が急騰理由として挙げられています。
今後の注目点
今後は、半導体関連向け機能性材料、メディカル用フィルム、断熱材など高付加価値製品の成長が重要です。
一方、シューズ事業の縮小や採算悪化が全体利益の足を引っ張らないかも確認する必要があります。
注意したいリスク
第1四半期は大幅増益でしたが、一部商品の出荷時期や受注集中によって四半期利益が大きくなる場合があります。
そのため、第1四半期の利益を単純に4倍して通期業績を予想するのは適切ではありません。
また、原材料費やエネルギー価格の上昇、半導体市場の需要変動も利益に影響します。
まとめ
アキレス株は、第1四半期営業利益164%増、最終利益314%増という大幅増益決算を受けて21%上昇しました。
今後は従来のシューズ企業という見方だけでなく、機能性材料や半導体関連製品の利益貢献を確認したいところです。