2026年8月7日の日本株市場で、レーザーテック〈6920〉が大幅に下落しました。
終値は37,460円で、前日比5,870円安、下落率は13.55%です。始値40,000円、高値40,410円、安値37,040円、出来高は547万200株となりました。
2026年6月期は減収減益
8月6日に発表した2026年6月期決算は、売上高2,305億円で前期比8.3%減、営業利益1,053億円で14.3%減となりました。
前期に受注が低迷した影響が、今期の売上・利益として表れています。
受注は大幅回復
一方、2026年6月期の受注高は2,375億円まで回復しました。
会社は2027年6月期に売上高2,900億円、前期比25.8%増を見込んでいます。
AI投資を背景に、CPU、GPU、HBMなど先端半導体向け設備投資が続くことを想定しています。
好見通しなのになぜ下落したのか
8月7日の株価下落は、「来期が悪い」というより、市場がさらに高い成長率を期待していた可能性があります。
株探でも、2027年6月期は最高益予想ながら「物足りなさ」が意識されたことが下落理由として挙げられています。
レーザーテックは決算直前まで株価が数日連続で上昇していたため、好決算を先に織り込んでいた投資家による利益確定売りもあった可能性があります。後者は推測です。
今後の注目点
レーザーテックでは、売上高だけでなく受注高と受注残が非常に重要です。
半導体製造装置は受注してすぐ売上になるわけではなく、製造・納入・検収後に売上計上されます。
今回回復した受注が、2027年6月期に予定通り売上へ転換されるかを確認したいところです。
注意したいリスク
AI半導体への設備投資が減速すると、装置メーカーの受注は急激に減る可能性があります。
また、顧客の工場建設や装置検収が遅れるだけでも四半期売上が大きく変動します。
成長期待が高い銘柄では、増益決算でも市場予想を下回れば大幅安になる可能性がある点にも注意が必要です。
まとめ
レーザーテック株は、2027年6月期の大幅増収見通しと受注回復を示したものの、市場の高い期待に届かなかったとの見方から13%以上下落しました。
今後は株価の一日の反応より、受注高、受注残、検収、AI半導体設備投資の持続性を追うことが重要です。