2026年9月3日のファーストリテイリング株は前日比2,400円安の6万8,000円となり、3.41%下落しました。国内ユニクロの8月既存店売上高が前年を下回り、とりわけ客数減少が警戒されたことが売り材料になったとみられます。
ファーストリテイリングの株価の値動きと出来高
9月3日の終値は6万8,000円。
前日終値7万400円から2,400円安となりました。安値は6万7,760円、出来高は141万5,000株、売買代金は約966億円でした。
ファーストリテイリング株はなぜ下がったのか
主な材料として市場で意識されたのが、国内ユニクロの8月月次です。
既存店売上高は前年同月比1.3%減。特に客数の減少が大きく、市場では月次の弱さが警戒されました。
7月は国内ユニクロの既存店+Eコマース売上高が前年同月比4.3%増だったため、8月の前年割れは流れの変化として注目されやすい結果でした。
ファーストリテイリングの決算・月次売上の内容
月次だけを見るとネガティブですが、ファーストリテイリング全体の業績を見る場合は国内ユニクロだけでは不十分です。
海外ユニクロはグループの重要な成長エンジンになっており、2026年度上期には海外ユニクロ事業の売上収益が前年同期比22.4%増、事業利益が37.4%増となっています。
そのため、「国内月次が悪い=グループ全体の業績が悪化する」と即断するのは早いでしょう。
ファーストリテイリング株の今後の注目点
重要なのは国内ユニクロの客数が9月以降回復するかです。
衣料品は気温の影響を非常に受けやすいため、秋冬商品の販売状況も重要です。
一方で中長期では、北米、欧州、東南アジアなど海外ユニクロの売上・利益成長が株価の重要な評価材料になります。
ファーストリテイリング株のリスク
同社株は日経平均への寄与度が大きいため、企業固有の材料だけでなく先物売買や指数全体の動向にも影響されます。
さらに株価指標はPER約41.7倍となっており、高い成長期待が織り込まれていることから、売上成長が鈍化すると株価の反応が大きくなる可能性があります。
まとめ
ファーストリテイリング株が下落した背景では、国内ユニクロ8月月次の前年割れ、とりわけ客数の減少が意識されました。
ただし海外ユニクロは高成長を続けています。今後は国内客数の回復と海外事業の成長がどこまで全社業績を支えるかを合わせて確認する必要があります。