講談社が運営する子育てメディア「コクリコ」は2026年9月7日15時、小学生以上の子どもを持つ保護者を対象とした「行きしぶり」に関するアンケート結果を公開しました。79.7%が、子どもが学校へ行くのを嫌がったり、登校をためらったりした経験が「ある」と回答しています。ただし、有効回答数109件の独自調査であり、日本全体の割合を示す統計ではありません。
保護者79.7%が「行きしぶりを経験」
講談社の子育て・読書メディア「コクリコ」が、子どもの「行きしぶり」に関するアンケート調査結果を公開しました。
調査では「お子さんはこれまでに一度でも、行きしぶりをしたことがありますか」と質問。
79.7%の保護者が「ある」と回答しました。
ここでいう「行きしぶり」は、子どもが学校へ行くことを嫌がったり、登校することをためらったりする状態を指しています。
ただし、この数字を「日本の小学生の約8割が行きしぶりをしている」という意味で受け取ることはできません。
今回の調査対象は「AnyMaMa」登録者とコクリコのメールマガジン会員で、有効回答数は109件です。
調査期間は2026年7月10日から17日までで、インターネット上で実施されました。
最も多かった理由は「友人関係のトラブル」
行きしぶりがあった子どもについて理由を尋ねたところ、最も多かった回答は「友人関係のトラブル」でした。
続いて「明確な理由はない」「体調不良」「保護者や家族と離れることへの不安」などが挙げられています。
中には、子ども自身が当時の気持ちをうまく言葉にできず、保護者も理由を把握できなかったという回答もありました。
今回の結果から分かるのは、学校へ行きたがらない理由が一つに限られるわけではないということです。
また、アンケート回答者が自己申告した理由をまとめた調査であり、個々のケースの原因を医学的、教育学的に判定した結果ではありません。
保護者の対応は「登校を促した」が最多
子どもが行きしぶった際の対応を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「学校に行くよう促した」でした。
続いて「学校を休ませた」「学校に相談した」「一緒に登校し、付き添った」などが上位となっています。
一方、「スクールカウンセラーなど専門職に相談した」という回答は、ほかの対応と比較すると少なかったとされています。
自由回答では、付き添って登校する、半日で迎えに行く、給食の時間から参加する、教室とは別の場所で過ごすなど、それぞれの家庭が状況に応じて対応していたことも紹介されています。
どの方法がすべての子どもに適しているかについて、今回の調査結果だけから判断することはできません。
現在は93.6%が「毎日・ほぼ毎日登校」
行きしぶりを経験した子どもの現在の状況については、「毎日登校している」「ほぼ毎日登校している」を合わせると93.6%でした。
一方で「ほとんど登校できていない」とした回答も4.8%ありました。
講談社側は、現在学校に通えている場合でも、学校への不安や抵抗が完全になくなったとは限らないとしています。
今回の調査では、学校と相談して環境を調整したケースや、教室とは異なる場所を利用しながら学校とのつながりを維持したケースも紹介されました。
まとめ
講談社「コクリコ」の調査では、小学生以上の子どもを持つ回答者109人のうち79.7%が、子どもの「行きしぶり」を経験したことがあると回答しました。
理由では「友人関係のトラブル」が最も多く、明確な理由が分からなかったケースも報告されています。
保護者の対応も、登校を促す、休ませる、学校へ相談する、付き添うなどさまざまです。
一方、この調査は109件を対象とした独自アンケートであり、日本全国の子どもや保護者全体を代表する統計ではない点には注意が必要です。
参考情報:
講談社・コクリコ「『学校に行きたくない』約8割の保護者が経験 子どもの“行きしぶり”その理由と対応を調査」