千葉ロッテマリーンズに、長年チームを支えてきた2人の功労者が別れを告げた。
球団は7日、**石川歩投手(37)と荻野貴司外野手(39)が今季限りで退団すると発表。
ともに球団からはコーチ就任を打診されたが、「まだ現役でプレーしたい」**という強い意思を貫いた。
■ 石川歩 ― 開幕投手を3度務めた“安定感の象徴”
石川は2013年ドラフト1位でロッテ入り。
社会人の東京ガスからプロ入りし、1年目の2014年からいきなり3年連続2桁勝利。
その端正なフォームと安定感で、長年ローテーションを支えた。
2019、2020、2022年と3度の開幕投手を務めた実績は、
ロッテ投手陣における「信頼の証」だった。
ただ、2023年には右肩手術を受け、今季も1軍登板なし。
それでも本人はあくまで前を向く。
「12年間、本当にありがとうございました。
関わっていただいた全ての方に感謝の気持ちしかありません。
これからもマウンドで投げていきたいと思います」
37歳となった今も、マウンドへの情熱は消えていない。
彼の「もう一度、投げたい」という言葉に、多くのファンが心を打たれた。
■ 荻野貴司 ― 俊足と笑顔でファンを魅了した16年間
荻野は2009年ドラフト1位で入団。
郡山高、関西学院大、トヨタ自動車を経てプロ入りした苦労人だ。
入団1年目からスピードと守備力でファンを魅了し、
12年連続2桁盗塁を記録。
2021年には盗塁王と最多安打の二冠を達成し、
球界屈指のリードオフマンとしてロッテ打線を牽引してきた。
しかし今季は右膝の故障もあり、プロ16年目で初の1軍出場なし。
それでも2軍では打率.317と結果を残しており、
「まだやれる」という確かな感触を持っていた。
「今シーズンをもちましてマリーンズのユニフォームを脱ぐこととなりました。
16年間、本当にありがとうございました。
またグラウンドで元気にプレーしている姿をお見せできることを願っています」
この“またグラウンドで”という言葉には、
ファンの前に再び立つ決意と希望が込められている。
■ 球団も最大限の敬意「引退セレモニー提案も、意思を尊重」
球団は両選手に対して、引退試合やコーチ就任などを提案していた。
しかし、「現役続行」への思いが強かった2人の意思を尊重。
長年チームを支えた功労者として、球団は感謝の言葉を添えて送り出した。
ロッテファンにとっては寂しい別れとなるが、
その姿勢はまさに“マリーンズ魂”そのものだった。
■ ファンの声「ありがとう」そして「もう一度見たい」
SNSではすでに、
「荻野の盗塁が見られないのは寂しい」
「石川の低めギリギリのコントロール、忘れられない」
「まだやれると思う。他球団でも応援する!」
と、感謝と応援の声が相次いでいる。
■ 終わりではなく、次の章へ
石川歩と荻野貴司。
ロッテ黄金期を陰で支え、数々の勝利を積み重ねてきた2人。
ユニフォームの色が変わっても、
彼らの野球人生はまだ終わっていない。
きっとまた、どこかのグラウンドで――。
🏟 ありがとう石川・荻野。
あなたたちの努力と情熱は、千葉ロッテの歴史に永遠に刻まれる。